母の遺品整理

数年前に母が亡くなりました。2年間の闘病生活の末だったので、ある程度心の準備が出来ているつもりでしたが、やはり家族を亡くすことは寂しいものです。
遺産相続の手続とともに、遣された家族がやらなければならないものの代表が遺品整理ではないでしょうか。生前、故人が使用し愛着があった品々を整理していると、思い出があふれだし、なかなか作業が進みませんでした。

アルバムを整理していると見入ってしまう感覚に近いのかもしれませんね。そうはいっても、ある程度段取りをつけ、49日の法要のときに親戚に形見分けをしました。
母は、倹約家で無駄なものは持たない人でしたが、若い時から和装をしていたこともあり、洋服よりも着物が多いという感じです。
母の家系は姉妹が多かったので、当日は多めに着物を持っていったのですが、思ったよりも引き取ってもらえませんでした。必要ならばと思い近所の人にもあげましたが、ほとんど残ってしまい、どうしたら良いのか途方に暮れる始末。
安物ならば思い切って捨てられるのですが、かなり高価なものもあるため、なかなか全部は捨てられません。このときほど、遺品整理の難しさを痛感したことはありませんでした。そして、しばらく経ってから家族と話しあっているうちに、生前、着付け教室に通っていたことを思い出しました。その先生に事情を話した結果、ある程度は遺品として遺し、その他は先生に引き取ってもらえることになり、何とか整理をつけることができたのでした。