重油は船舶の燃料として使われています

最近では床暖房やオール電化での暖房も増えていますが、暖房に石油ストーブや石油ファンヒーターを使っている人はまだまだ多いようです。トラックで住宅街を巡る灯油屋さんもいるので、日常生活において灯油はそれなりに関わりがあるものです。一方、重油については、実際に間近で見た人は少ないと思います。重油と言われてまず思い浮かべるのは、タンカーなどの座礁で重油が海に流れだし、水鳥が真っ黒になっているニュース映像なのではないでしょうか。

重油は、原油を蒸留してガソリンや灯油などを生成した残留物になるため、アスファルトやタールが多量に含まれています。そのため、ガソリンや灯油と比べると、粘り気があってドロリとしています。重油と言う名前の通り見た目も重そうですが、水よりは軽く、海に流れ出すと海面に浮かび拡散されてしまいます。環境汚染の原因ともなるので、重油が流れ出した時は迅速な処理が必要となります。

日常生活での関わりはほとんどない重油ですが、農機具やボイラー、小型船舶、大型船舶の燃料として使われています。船が座礁した時に重油が流れ出すのはそのためです。また、灯油やガソリンよりも火力が遥かに強いため、1度火がつくと消化が困難になります。船の事故が重大ニュースとなるのは重油が関わっていると考えてもよさそうです。