下宿先のコインランドリー

大学時代の下宿先には、大きなコインランドリーがありました。下宿生は100円玉と自分の洗剤を持って行けば洗濯ができる仕組みでした。50人くらいの下宿生に対して洗濯機は8台あったと思います。女子学生ばかりの下宿だったので、その8台の洗濯機は取り合いになる程で常にフル活動していました。終了を知らせるような機能も付いていなかったので、終わりそうな時間になれば、自分で見に行かなくてはなりませんでした。
そんなある日、コインランドリーの入り口に【盗難注意】の文字で書かれた張り紙が大きく貼り出されていました。

いったい誰が、何を盗んだのかという事で話題が持ちきりになりました。下宿生であれば誰でも洗濯機コインランドリーに、入ることができます。そして、洗濯中であろうとも誰でもスイッチを押して中身を出せるような洗濯機でした。それ以来、洗濯中はコインランドリー内にあるイスに座り時間を潰すということが下宿内の暗黙のルールになりました。それなのに、私は相変わらず洗濯機を放置し続けていたのですが…ある日私の下着が3枚盗まれてしまいました。下着だなんて気味が悪いです。前から言われていた事だったのに、私の危機管理が甘かったのです。結局、前の事件も私の時も犯人は見つからず【洗濯中はコインランドリーにいること】というルールが新たに追加されました。
今のコインランドリーは暗証番号などもあるし、私のような事は起こらないと思うのですが…いまだに怖くて利用できないでいます。