漫画寄生獣の深さ

kiseijyuu漫画寄生獣について書きたいと思います。寄生獣は岩明均が作者ですが、自分的には好きな漫画の上位に入る作品です。絵柄的にどうも受け付けないという方もいるとは思いますがかなりオススメです。
話し的には突然各地で出現した人間の頭部を奪いとってかわる寄生生物パラサイトと人類の戦いになりますが、主人公である新一は偶発的に頭に寄生されることを免れ右手に寄生される事となり、その右手に宿った寄生生物ミギーとの共生生活の中、苦悩と自己を守る戦いに放り込まれることとなります。
脳を奪い取り、人類を食料とするパラサイトの存在が徐々に明らかになり、組織的なに人類とパラサイトとの戦いと並行して、人類とパラサイトとの中間位置に属する存在であるミギーと新一は、パラサイトにも狙われ人類にも研究材料にされる恐れを感じるデビルマン的な立ち位置にならざるを得ず、ささやかな日常的な幸せも失うわけですが、その根底には家族愛や社会的な欺瞞、環境問題など大きなテーマが流れています。
ネタバレになりますが、ラストのパラサイト後藤との戦いの結末は、ある意味究極の野生、自然を代表する存在である後藤を倒す事になった結果が、有害物質の付着した廃棄物であるというのはかなり深いテーマであるなあと感じました。