牧草収穫作業に携わるトラック運転手

02酪農業では年二回、牧草の収穫があります。その中でもトラックドライバーが必要となるのはサイロ切り込み作業です。トラックはハーベスターという機械と併走して、ハーベスターが除雪機のブロアーが雪を排出するように排出した牧草を、荷台で受け取りバンカーサイロ等に運搬という作業になります。  その運搬作業を担うのは、酪農に従事する女性の場合が多いです。酪農家の妻であったり、母であったり娘であったり、年齢に関わらず彼女達は草地へと借り出されます。また家族経営の一員としての自覚の強い彼女達は重労働と知りつつも躊躇うことなく作業に取り組むのです。  

とはいえ、トラックは元々女性を考慮して作られたものでは無いので、運転作業には危険と苦痛が伴うのです。バックする時は窓から半身乗り出さなければならない。ハンドルも半端無く大きくて重いから上半身全体使って回さなければならない。なんといっても平地ばかりの畑ではありません。ありえない勾配の、しかもすり鉢状の傾斜を併走する時は横転の恐怖との戦いです。    そんな危険と苦痛と闘いながら、酪農女性はトラック運転手の役割を果たし、妻や母という役割も同時にこなしているのです。女性ならではの配慮や機転を生かしながらの経営補佐は酪農に限ったことではありませんが、男性と同等に近い重労働という点では彼女達にエールを送らずにはいられないのです。